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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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小鳥 歌唄
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這いつくばって手を伸ばした
届かない過去
変えられない、変わらない
未来現在

愛しくて、恋しくて
ぐしゃぐしゃに泣いていた

蹴とばされた思いは
何処へ辿り着けばいいのだろうか

手を伸ばして縋りついた
思い出は
何時まで経っても消えなくて
残酷で残忍で
針山の上を裸足で歩き続けている

滴る血を眺めては
貴方が欲しいと叫んで
潰れた喉で枯れた歌声で
空に飛ばすんだ
この思い

失ってしまったモノは
二度と戻らないと知り
遅すぎた気付きに涙し
海に叫んだ

形あるモノよ
見える雫よ
この掌にに握り締めて

今度こそは離さないと
自分に言い聞かせる

遅すぎた気付きの想いに
顔を歪め泣いた

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優しくしている訳では無い
憐れんでいるのだ
弱り逝く老人に

まだ幼き心を持つ私は
あの頃の父の姿のままだと感じている

だが明らかに弱って行く姿を見て
微笑み、哀れみ、愉快痛快と
目を見開いて観察している

鬼の様な形相だった父が
仏の様な顔に変わっている

これが老いると言う事か

だが私の心は幼きまま
記憶は鬼の様な父のまま

だから油断は出来ない
隙を見せてはいけない

最後を見送るまでは
憐れんで楽しもう
そして最後が来た時
ようやく私の心は解き放たれるのだ
解放されるのだ
恐怖から
怒りから
憎しみから
苦しみから
全てから

蛇の道は終わる
老いぼれの死を持って

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この目閉じて
君を思い出す
どんな顔をしていたか
どんな声をしていたか

遠い遠い昔の事で
幻想の様に薄れている

掠れた思い出
薄れた記憶
それでも居座る存在

消えそうで消えない
脳裏にこびる付く焦げの様
時々痛み
唇が痺れる

もう少し
あと少し

側に居られたらと
寄り添えたならと
この思ひ伝えられたのならば
蛇の道も超えられた

夢で再び出会っても
現では別世界を歩む
深い溝や距離をより感じ
切なる思ひが溢れ出る

「さよなら」を言おう
君に、思い出に

何度も己に言い聞かせた

絶つ事等出来ず
惨めったらしく繋ぎとめてしまう

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君が咎めた正体は
優しさだったのだと知らない

君が罵声した言葉は
思いだったのだと知らない

互いに知らずに暴言を吐く

互いに知らずに傷付く

あゝ何たる馬鹿げた事だ

互いを思い合って
互いを傷つけ合う
罵声、暴言、咎め、葛藤
茨の鞭で締め付け合う

水の流れは悪くなり
濁り滞る

これではいけない
このままではいけないと
流れを良くしようと石ころを退ける
それでも流れは良くならない

血管は沸騰し
いつかは破裂するだろう

冷却しなければならぬと
わたしは心を凍らせた
溶けぬ様に、解けぬ様に

だが君の心は噴火したままだ

あゝ再び流れが悪くなる

罵声、暴言、咎め、葛藤
再び始まる罪と罰の争い

ラグナロクが始まる

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深く青い海にこの身を沈めて
静かに眠りたい

永久に目覚めなくていいの
わたしは眠れる人魚姫

王子様は来ないと知っている
別の誰かと結ばれた
来るのは裸の王様ばかり
わたしは宝石じゃないわ
飾り物になるのは嫌なの

静かな海に身を潜めて
終わりが来るのを待つだけがいい

安らかな、とても安らかな眠り
茨に傷付けられ過ぎて
ボロボロの心も肌も醜くて
誰にも見せたくないの

美しさを求めてばかりいた
わたしやわたしの周りの人達
毛嫌いされた醜いわたし
これはわたしではないのだと
否定をされて拒絶をされる

疲れた心を癒すにも
コンクリートのベッドでは休めない

だから海の底に
静かで暗い海の底に沈んだ

揺らぐ、揺らぐ
髪が揺らぐ

冷たくて暖かいわ

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失ったモノを取り戻そうとする
歪な欲望が手招いて
支配を言う名の檻に閉じ込める

逃げ出す蝶や小鳥よ
毒の蜜に溺れて逝きなさい

天から降り注ぐ黒い雨
誰の涙かは知らないけれど
私のせいだと言う事は分かる

絶望ばかりの夢を行き来した
長い彼岸花の道

託された思いは灰になって
風に攫われ死神になった

届けたかったのはアナタ
届かなかったのは明日

約束を交わしたはずなのに
失ってしまった

取り戻そう
又取り戻そう

歪な欲望よ絶望よ
取り戻そう

逃げた蝶よ鳥よ
お戻りなさい

叫んでも叫んでも戻らない
明日にはもう届かない

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可愛いをこじつけて
可愛くないを可愛いと言う

醜いモノを可愛いと言う
歪なモノを可愛いと言う

それが本当に可愛いかは
それぞれの感覚だ
美的感覚だ
攻める事は出来ない

だが本当に可愛いモノを
可愛くないと言う者は
只の嫉妬だ
この世で一番醜いモノだ

この嫉妬すら可愛いと言うのならば
お前には感覚等無いのだろう

感性の違いは大きい
感性の違いを認め合ってこそ
様々な可愛いが生まれる
認めない者には孤独が待っているだろう

一人殻の世界に閉じこもればいい
それも又生き様だ

わたしは殻の世界に閉じこもる
決して他者の感性を否定している訳では無い
だが閉じこもろう
何故ならば孤独が好きだからだ
孤独を好み、好みを独り占めする為だ
わたしは貪欲なのだ

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隣の芝は良く見えると言うが
わたしの芝は枯れている

水をやっても
肥料をやっても
枯れている

雨が降った日
潤されたかと思いきや
溝土になった

みっともない
汚らしい

隣の芝に桜が咲く
花弁が風に吹かれ
私の芝に来る

ほんの一瞬
温もりを感じた
お裾分けだろうか
幸せのお裾分け

だがわたしの心は捻くれている
あゝなんと言う嫌味だ
見せつけか

だからわたしの芝は枯れたままなのか
心が枯れ果ててしまっているからか

もう種も無い
蒔く種も無い

万事尽きた
わたしの才能は枯れ果てたのだ

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