僕の存在が消えてしまったとしても
決して忘れる事は無いだろう
両手を広げ舞った
血溜りの舞台
狂い咲き踊り
悲鳴にも似た讃美歌を奏で
叫び続けた
この世界は決して美しくは無くとも
この迷路に決して出口は無くとも
踊り続けた喜劇
支配し続けた悲痛のマーダー
僕と言う存在は天使でも悪魔でもなく
その両方を取ったただの怪物
醜くも美しい微笑に
透明で濁った歌声
歪なダンスで心は支配され
微かに聞こえた鳴き声に泣いた
歴史に名を刻もう
誰として?
何者として?
問う相手もおらず
自分で決める
僕は狂い咲いた美しきマーダー
喉を鳴らし待っている
真っ赤に染まる血のドレス
嘆きの讃美歌救いの聖歌
錆びついた銀色のスプーン
この世の全ては支配されている
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