なんと愚かなのでしょう
美しいドレスを身に着け
輝く宝石で着飾り
真っ赤なルージュを塗りたくる
全てを美しい物で着飾り
全てを輝く物で隠し
全てを華やかな物で誤魔化す
醜い醜い・・・
本当はとても醜い婦人
周りの誰かが振る向くと
己が美しいのだと思い込む
周りの誰かと目が合うと
己の美しさに見惚れた物と解釈をする
醜い醜い・・・御婦人
何時しか自信に満ち溢れ
夫人はドレスを脱ぎ捨てました
着けた宝石もルージュも放り投げ
裸で過ごし始めました
それでも醜い婦人
やはり醜かった夫人
何故これ程までに彼女は醜いのでしょうか?
何故己の醜さに気付かないのでしょうか?
今日も夫人は笑います
自信に満ちた笑顔を見せます
その醜さは人には見えず・・・
ただの肉の塊でした
誰か教えてあげて下さいな
「
嘘ばかり吐くからそんなにも醜いのだ」
と・・・
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