腹を痛めて産んだ
だから愛おしいのだろう
だがこちらは腹を痛めていない
只産声を上げ
泣き続けただけだ
その愛に答えられるのか
答え様と努力する
だが伝わらない
もどかしさだけが残る
プレゼントをしよう
喜んで貰えるだろうか
期待に膨らむ胸
だが喜んだ振りだけだ
その後愚痴や文句が漏れる
欲する者とは違うのか
ジャンクはいらないのか
例え壊れていても
その腹の中から産まれた
愛情が欲しい
そう願い
そう思い
必死に生きる
認められたい
求められたい
そう思い
そう願い
必死に笑う
だがもう疲れた
時計の針は止まらない
刻々と時を刻み
亀裂を大きくする
あゝ母なる人よ
貪欲だ
期待に背けない
願望を叶えられない
何て貪欲だ
僕は旅立とう
誰にも束縛されぬ
自由な空へ
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