鬱々な日々
月影の下を蝶が舞う
蝶は鱗粉をまき散らし
黄金色の道を作る
月光に照らされれば
まるで天の川の様に光り輝く
眩しく、美しい
これが蝶の足跡
それに比べて何と虚しい
私の足跡は灰色の焼け跡
まるで灰被りの姫ではないか
栄光等何処にも無く
蝶の如く華麗に舞えてもいない
彷徨える魂よ
帰り道も分からぬ霊魂よ
蝶に憑いて行くがいい
私の変わりに足跡を残してくれる
帰り道を示してくれる
行く末が見えぬならば
せめて引き返す道くらい残して貰おう
それすら見失えば
もう何処にも居場所等無いだろう
雨の日は休み
月夜に歩もう
終着駅が見えるまで
私は蝶と共に歩もうか
[1回]
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