貴方の夢を見た
夢の中では幸せそうなアタイ
夢の中では優しく微笑む貴方
あゝこれは夢か
気付く時はいつも目覚めた瞬間
津波の様な激しい悲しみに襲われる
心の臓が痛む
切なさとは何ぞや
儚さとは何ぞや
会いとうても会えぬ人
触れたくても触れれぬ人
夢の中でアタイは甘い声を出し
貴方の汗の匂いに包まれる
心地よく心地よく
脳髄を焼くようで
痺れる手足
小さく唇を震わせ
愛を囁いた
あゝこれは夢だ
何時ぞやの夢だ
果てぬ恋だ
実らぬ恋だ
提灯に灯りが燈る頃
常世に付く
再び夢を見よう
甘美な夢を
官能小説の一ページを捲る様に
一ページの夢を開こう
そこに貴方が居る
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