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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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鏡を覗き込むとそこには化物が映った
これは誰だと顔を歪め掌で顔を覆う

薄暗い部屋の中
声にならない声で悲鳴を上げ
大粒の涙が零れた

あの化物は誰だ?
あの化物は俺か?

気付けばどれだけ鏡を見ていなかっただろう
ずっと布団と言う洞窟の中に潜っていた

何故だ?

光が恐ろしかったのだ
太陽の光では無い
周りに巣くう人間の光が

皆輝き
生き生きしており
俺には眩し過ぎた

だから洞窟の中に潜った

外に出れば蛇に睨まれたかの様に動けなくなる
これは何故か分からぬが
手が震え、喉が渇き、体が硬直するのだ

医者には病だと言われた

江戸の医者は優秀だと言うが俺は至って健康だ
ヤブ医者め
俺を脅したつもりだろう

だが医者の言う通り俺は病なのかもしれない
しかも厄介な病だ
なんせ鏡に化物を見る様になったのだから

如何せん
外では蛇に睨まれ
家の中では化物に睨まれる

俺は再び洞窟に潜った

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