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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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小鳥 歌唄
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自宅警備員
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無関心
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詩を唄います。
不思議な不思議なお話をご用意しています。
醜い醜い詩をご用意しています。
闇へとご案内致します。素敵な夢を見れるでしょう。
・・・多分ね。
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脳内に血が滴る
一滴や二滴ではない
大量の血が滴る

否、滴ると言うべきではない
溢れ出す

血流は止まらない
僕の怒りが治まるまで
止まらない

憎むべき相手が居る
殺意湧く相手が居る

僕の脳内では毎晩殺戮が行われる
毎晩毎晩毎晩
繰り返し繰り返し繰り返し

憎むべき相手を殺戮し
脳内は血の海で満たされ
夢の中では遠吠えを上げる

震える指先は冷たく
剥き出しの欲望と共に目覚める
冷や汗は掻かない
だが息は荒い

幾夜が過ぎただろうか
未だに僕の怒りは治まらない

酷い病魔に憑りつかれたままだ

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美しい魔女は言った
「お前は醜い」と

その言葉を聞いた娘は否定をした
「私は美しい」と

魔女は村人達に問うた
「この娘は美しいか?」と

村人達は答えた
「醜い」と

娘は決して村人達から嫌われてはいなかった
好いている者も居た
だが皆が口を揃えて醜いと答えた

娘は姿が醜かったのか
それとも心が醜かったのか

否、どちらでもない

言葉が醜かったのだ

口を開けば己の自慢話ばかりをする
他者の誹謗ばかりを言う
言葉遣いが悪い

だが親切心はあった
優しさもあった
冷酷では無かった

美しさとは
姿や心だけではない
醜さとは
姿や心だけではない

娘は否定をした
「私は美しい」と

その言葉こそが醜いのだ

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空が圧し掛かる
重い、重い

羽は潰れて飛ぶ事は出来ない
黒い雨に打たれ
穴だらけになった

地上に堕ちた天使
恋を忘れ
愛を失い
溺死してしまう

浮かぶ死体は青白く
羽だけは真っ黒に塗り潰された

拾われた死体は焼かれ
業火の炎で灰になる

その灰は幸運をもたらすと言われた
不幸にも幸運をもたらす
天使の灰

人間の業で定められた
不理屈な幸運

あゝ無情
誰かが歌う

それは神か
はたまた人か

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忌ましめの思ひ
刹那に苦しむ
もう居ない
貴方は居ない

思へど思へど
会えぬ

さらば青春の影

制服に袖を通し
貴方を見つめて通った教室
あゝ
リボンで首を絞め殺してしまえばよかった
永遠に私の青春となったのに

さらば青春の恋

言葉にならぬ悶えに
脳髄は朽ち果て
悲鳴を上げる

愛液を垂れ流し
貴方を求めても
居ない、居ない

忌まわしい
忌まわしい
忌まわしい

この思ひ
朽ち果てぬ思ひ
呪わしい

他者に首を削げ変えたとて
代理にはらなず
死んだ金魚の目の様に
揺れる、抱かれ、揺れる

女学生のあの夏に
貴方の首を殺げ落とせばよかった

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貴方の夢を見た
夢の中では幸せそうなアタイ
夢の中では優しく微笑む貴方

あゝこれは夢か

気付く時はいつも目覚めた瞬間
津波の様な激しい悲しみに襲われる

心の臓が痛む

切なさとは何ぞや
儚さとは何ぞや

会いとうても会えぬ人
触れたくても触れれぬ人

夢の中でアタイは甘い声を出し
貴方の汗の匂いに包まれる
心地よく心地よく
脳髄を焼くようで
痺れる手足

小さく唇を震わせ
愛を囁いた

あゝこれは夢だ

何時ぞやの夢だ
果てぬ恋だ
実らぬ恋だ

提灯に灯りが燈る頃
常世に付く
再び夢を見よう
甘美な夢を
官能小説の一ページを捲る様に
一ページの夢を開こう

そこに貴方が居る

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奏でる夢は
僕の生存方法

認知し
認知され
底に居る存在意義
認識し
認識され
此処に居る存在意思

烏の目にも映らぬなら
死して喰われよう

瞳の奥に吸い込ませる
重圧に乗せた生着

脳裏にも心にも焼き付け
鋭いナイフで傷跡を残す

忘れられぬよう
忘れ去られぬよう

焼き印を付ける

僕が生きた証よ
全ての人々に知らしめよ
僕が生きた痕跡よ
地球上に爪痕を残せ

この世で最も恐ろしい事は
自分の存在が忘れ去られてしまう事だ

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長い橋を渡り
その先に立っている者は
迎え人ではなく
別れを告げた幻影

蔓が伸びる橋は
か細い体を揺らし
心も揺さぶり
奈落の底へと落とそうとする

底からは手が伸びる
恋路に敗れた者達の
涙に溺れた者達の
「こっちへ来い」

「早う来い」

手を伸ばす

捨て切れず
諦めの付かぬ想いに
軋む橋を必死で渡る

まだ行かぬぞ、まだ逝かぬぞ

あの人は待っていてくれる
あの人は迎えに来てくれる

しがみ付く想い
噛み付く恋心

誰が哀れか
橋の下の亡者か
未練がましい己か
どちらも哀れで
どちらも阿呆だ

盲目になるのが恋なのだと
女は己に言い聞かす
そうして涙の底へと落ちて
溺れて沈んで泡となる

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一人部屋で耽る
何故と
何故生きているのかと

渦巻く脳内
蠢く瞳孔

生き急ぐ事も無く
死に急ぐ事も無く

今日と言う日を坦々と過ごす

変わらぬ日々
変わらぬ己

変わり逝くは世間ばかり
他者ばかり

何かを成し遂げねばと
筆を執り原稿と睨めっこをする
一文字も書く事が出来ず
折り鶴ばかりが増えていく

進まぬ筆に
静止する思考
暗いニュースばかりが流れるラジオ
降り止まぬ雨
落下する鳥
笑い声の止まった公園

ここは亜空間なのか
さてはて異次元か

私の住む部屋の中だけが
時間が止まった様だ
進まない
時間も筆も
進まない

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