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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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小鳥 歌唄
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自宅警備員
趣味:
無関心
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詩を唄います。
不思議な不思議なお話をご用意しています。
醜い醜い詩をご用意しています。
闇へとご案内致します。素敵な夢を見れるでしょう。
・・・多分ね。
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君の声は聞こえない
余りにも醜い発音で喋るから

君の歌は届かない
余りにも汚い旋律で唄うから

届く物があるとするならば
君は薄汚れた豚だと言う証明だけだ

あゝ醜き君よ
あゝ汚れた君よ

君の為に僕が歌おう
慰めの讃美歌を
哀れみの喝采を

天国に木魂する
美しき雲よ
空よ
虹よ
星よ
月よ
太陽よ

全ての光よ

照らしたまえ
悍ましき君の正体を
又ナイフの様な言葉を発し
そうして誰かの心臓に爪を立て
抉り出してしまうのか

まるで魔女の様だ
怪しい薬を飲まされ
喉を潰された妖精よ
嫉妬に狂った君よ

まるで処刑の様だ
鉄の処女に抱かれ
毒を体中から吐き出し
雄叫びを上げる君よ

救いよ
この讃美歌で
救いを与えよう
今跪け

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レースのドレスに身を包み
林檎をかじって卒倒よ
あゝこれが浪漫ね
私はか弱いシンデレラ

女の子が憧れるシチュエーション
さあ早く跪いて手の甲に口づけを

瞼なら縫い付けて眠っているわ
お砂糖のお城で待っている

誰だってハッピーエンドを望むでしょ
悪い人は私よりも可愛い人
一番はこの私だけ
そう短編小説に書いてあるわ

少しおっちょこちょいで
少し我儘で
少し甘えん坊で
少し照れ屋な女の子

王子様が憧れるお姫様でしょ
私だって注文は多いわ

私だけを見て
私の名前だけ呼んで
私だけに触れて
私が全てだって言って

ごめん遊ばせ
その席は予約席なの
あなたじゃないわ
花束よりも宝石を

私の王子様は決まっているの
腕に深くナイフで刻んだわ
ほら名前が書いてあるでしょう

女の子ってそう言う生き物よね
愛おしい人の為なら血を混ぜるの
女の子って特別な生き物よね
愛して貰う為なら階段から突き落すの

お伽話みたいな恋がしたくて
頭の中は妄想でいっぱいよ
あの人が王子様で私がお姫様で
悪い魔女は周りの女の子全員よね

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鬱々と
会えぬ日々が続く

あの人さえ
あのお方さえ手に入れば
蛇の様に舌を長く出す

ぺろりぺろりと
油を舐める化け猫の様に
あの人の影を舐め

あっちには居らぬ
こっちにも居らぬ

わっちは哀れな化物に化した

涙は銀色
血は紫色

人間の愚かさを捨て
哀れみだけで化物に
愛おしさと憎しみだけで
化物に化した

喰うてやろう
全て食うてやろう

愚かな女郎は夢を見る
いつか会ったあの人と
結ばれると
迎えに来てくれると
長く長く待ち続ける

年月は心を殺す
感情を歪ます

あのお方は来んかった
喰うてやろう
化けて食うてやろう
来世で結ばれるのだ

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美しくなりたいと
少女は願った

漆黒だった髪
黄金色に染めた

オレンジ色だった唇
深紅色に染めた

焦げ茶色だった瞳
青色に染めた

しかし少女の肌の色は
変えられなかった
どんなに頑張っても
白色には染められなかった

産まれ持った色を変える
様々な手を使って変える

それでも変えられない
産まれ持った物

満足の行かなかった少女は
肌を燃やした

肌は真っ赤に爛れ
髪は漆黒に戻り
唇は更に深紅色を増した
闇夜に光る青い瞳

少女は誰よりも醜く
そして美しくなった

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偶然にも見える必然よ
その綻びはどこから来る
積み重ねた罪から来るか
無意識から産まれるか
神の意志なる物か

どこで履き違え
どこで読み違え

レールから外れた汽車
汽笛を鳴らしながら嘆く
見付けて欲しいと
ここに居るよと

戻るべきはどの道か
月日を数え数え歌を唄う
一つ、星屑が燃え
二つ、稲光が走り
三つ、空が落ちた

旅路の果てに渦巻く
後悔と懸念に満ちた潮

溺れて逝く人魚達
泡になる前に腐って悪臭を放つ

時計の針は巻き戻せない
森羅万象に願わねば
戻す事など出来ぬ
森羅万象等居らぬが

元のレールに戻ろうと
消えそうな遊園地を目指し走る
狂い回るメリーゴーランド
蹄の音に耳を傾け
全ての五感で道に戻る

罅割れは戻らないが
修復は可能なのだと学び
補正を掛ける様に赤色で濁す
塗り潰された色は黒だったが
深みを増し人間臭さを隠した

これが大人になると言う事なのだろうか

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美しむ月夜に
染まる息は赤く
常世に伏せる

明日は来るか
もしくは来ぬか

一夜一夜に呟く

今宵死神は尋ねるか
私を迎えに来るのだろうか
この体を蝕む病魔よ
いつから産まれた
いつまで根付く

一夜一夜に願う

かの人は来るのか
私に会いに来るのだろうか
心に疼く病よ
これはいつからの病か
いつまで縛り続ける

一目合間みたいと願い
ほと切れる息を漏らす
どちらが先か
死神かかの人か

私に会いに来るのはどちらが先か
闇夜に浮かぶ月に尋ねる

あゝ今宵も赤い吐息が漏れる
胸が締め付けられる
苦しく、苦しく
常世と黄泉を彷徨い歩く

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「光物に傷を
壊れ物に涙を

旅立つ心境よ
鳥になって大空を舞え」

傷だらけの天使は笑った
乾いた笑い声
瞳孔は開き
涙は枯れ果て

皮肉交じりに歌う讃美歌
恐ろしい程美しく
背筋が凍り付く

絶望を見た天使は
失望を繰り返し
生きて死した

素晴らしい程の絶景は
灰山へと戻り
色を失った世界は
とても静寂で
やがては黒い雪を積もらせた

世界が真っ黒に染まる頃
光物は失われ
空には太陽も月も存在しない

枯れ果てた大地に
産声をあげる悪夢

ここは夢か幻か
己の視界さえ疑う

ここは常世か黄泉か
己の脳さえ疑う

絶望の天使が歌うは
惨劇の歌でも無く
美しい讃美歌

それは死してなお
歌い続けなければならない
彼らの定めか

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穏やかに舞おう
軽やかに踊ろう

喜劇は近い
音楽が聞こえる
陽気な音楽が

海からは人魚が這い出て
森からは妖精が降り立つ

生きとし生けるモノよ

宴が始まる
終焉の宴が
この大いなる
最後の晩餐

飲めや歌えや
踊って堕ちて
狂い咲け
最後の命の灯

終止符を打つ音符
最後の音色を奏でるは
空より選ばれし大天使
悪魔の旋律を響かせよう

余りにも美しく
余りにも儚く
余りにも切ない

全てのモノは涙を流そう

あゝ赤き涙よ
もはや発する音色等無し

息絶え途絶え
結末を待とう

終幕宴を踊ろうか

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