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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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小鳥 歌唄
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自宅警備員
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無関心
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詩を唄います。
不思議な不思議なお話をご用意しています。
醜い醜い詩をご用意しています。
闇へとご案内致します。素敵な夢を見れるでしょう。
・・・多分ね。
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傲慢な月よ
あれも欲しい
これも欲しい
全て欲する

雲に隠れ
月光も照らさず
他者には何も与えない癖に
己は欲しいと我儘を言う

太陽の様に輝き
光を与え
栄養を与え
変わりに暑さや紫外線
余分な物まで与えている
そんな存在でも無く

暗闇を唯一照らす光の癖に
それすらも成そうとしない

与えずして与えられず

月よ
お前は知っているか
本当の姿を
己の役目を

知っていて投げ出した月は
今宵も我儘を言う

与えて欲しいと
愛して欲しいと

妖精達は愛想を尽かし
光の世界へと還って逝った

雲だけが囲む
薄暗い周囲
そうして泣くのだな
お門違いもいい所だ

月夜は死んだ
変わりに星々が輝く
懸命に照らし
栄光を奪い去って行く

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鬱々な日々
月影の下を蝶が舞う
蝶は鱗粉をまき散らし
黄金色の道を作る

月光に照らされれば
まるで天の川の様に光り輝く

眩しく、美しい
これが蝶の足跡

それに比べて何と虚しい
私の足跡は灰色の焼け跡
まるで灰被りの姫ではないか
栄光等何処にも無く
蝶の如く華麗に舞えてもいない

彷徨える魂よ
帰り道も分からぬ霊魂よ

蝶に憑いて行くがいい
私の変わりに足跡を残してくれる
帰り道を示してくれる

行く末が見えぬならば
せめて引き返す道くらい残して貰おう
それすら見失えば
もう何処にも居場所等無いだろう

雨の日は休み
月夜に歩もう

終着駅が見えるまで
私は蝶と共に歩もうか

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恐怖に押し殺される

無数の不透明な不安な世界
僕は裸で放り込まれ
守る術を知らない

どう歩くのか
どう話すのか
どう見るのか

どうする事も出来ず
その場に蹲った

冷たい風が吹く
肌に沁みる

恐怖が押し寄せる
身の毛がよだつ
悍まし恐怖が

小刻みに震える体
失って逝く感覚
鳥肌が立ち上がり
これは悪夢なのだと
己に言い聞かせた

今目覚めよ
目の前は明るい
希望の光に照らされる
輝かしい空

如何せん
現実は無慈悲で
どんよりと曇った空に
禍々しい暗闇が立ちはだかる

僕は少しでも穏やかに
心安らげる様にと
子供の頃の縫い包みを抱いた

懐かし匂い
懐かしい感触

あの日が蘇る
無邪気だったあの日が

少しの安堵と
少しの休息

背中合わせの恐怖と
僕は今日も生きる

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お伽話の様な恋を夢見て
あの子はお姫様になった

とてもとても哀れなお姫様

出会った人は堕落の王子様
貧相で我儘で自分勝手

あの子は苦労を強いられて
気付けば奴隷になっていた

それでも恋するお姫様
いつか報われると信じて

懸命に懸命に世話をする
大切な人だと信じ込んで

これは悲痛なお伽話

己の愚かさに気付かず
身を削って呈した末に
奈落の底へ突き落される
悲痛で悲惨なお伽話

王子様をお捨てなさい
そう魔女は言いました
だけど決して離れない
言い訳をして又言い訳をして

王子様を殺しなさい
そう妖精は言いました
だけど逆に生かしてしまう
言い訳をして又言い訳をして

これは呪縛
そして呪い

どうかお姫様の呪いを解いて下さい
どうか本物の王子様よ現れて下さい

願えど願えど叶わない
それ程までに愚かなお姫様でした

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幾度となく繰り返されようと
幾年と果てしなく生まれ変わろうと

今一度愛してもいいですか?

胸の情熱は燃え尽きず
記憶の片隅に居座り続け
こうして幾度となく貴方を想うのです

恋とは果てしなく長く
消え失せたと思えど
残り火を残すのです

真っ赤に燃え上がり
脳髄に焼き付け
朽ち果てぬ想い

棺の中で願うは
来世でも貴方に
来世こそ貴方と

散り逝く花弁は土へと還り
再び孵り咲くでしょう

定められた道等行かず
心のままに赴くままに
貴方の元へと参ります

幾度となく悲しき思い出になろうと
幾年と赤い糸が結ばれなくとも

今一度愛してもいいですか?

燃え上がる花は
真っ赤に咲くのです

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時計の針だけが進む
世界は動く
空の色を変えて

僕は足踏むばかり
子供のまま育たない
まだ遊んでいたいよ
砂のお城が出来たところなんだ

目を覚ましてと誰かが言う
君はもう大人なんだよと

もう少しだけ
もう少しだけ遊ばせて

お遊戯が楽しくて
僕は王子様を演じる
幕が下りない劇場
僕の笑顔も終わらない

また誰かが言うんだ
君はもう大人なんだよと

動かさないといけない
僕の時計の針
動かしたくない
僕の時計の針

無邪気な子供のままでいたい
それは許されない厳格な世界
あゝ思い出したよ
この世は厳しすぎるから
僕は逃げ出したんだ

子供に戻ろう
好きなお遊びばかりして
童心に戻ろう
心を守る為に

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「おやまぁなんて可愛らしい」
老婆は言います
素敵なアナタに花束を
美しいアナタには棘を

美しさの裏返しは何とやら
その花には棘があり
棘の奥には毒が潜む
隠した素顔は毒々しい
誰よりも何よりも醜い

そうして老婆は笑う
声高らかに笑う

「あらまぁなんて憎らしい」
私は言います
嫌味なアナタに花束を
汚らわしいアナタには罵声を

その花束は汚れているのか
毒を持つ花よりも
醜い棘の笑顔よりも
晒した真実は清々しい
誰よりも何よりも澄んでいる

はてやどちらが醜いのやら
真実の言葉はどちらなのか

知らずと口にする言葉達よ
美しさで隠してはいないか
嫌味で誤魔化してはいないか

真実を語れよ
顔に出ているぞ

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僕の心臓はもうすぐ止まるだろう
こんなにも早くこんなにも激しい
振動が木魂する
全身に伝わる
連携し連想する
君の事を

この苦しみをどう表そうか
言葉にするならば何て言葉だろう
きっと探しても探しても見つからず
永遠に一瞬の死を思いながら
答えを探し続けるのだろう

あゝ愛おしき君よ
君にこの心臓を捧げよう

叩き付ける鼓動
呼び覚まされる想い
締め付けられる快楽
全てが愛おしい

体中の血液は沸騰をし
脈打ち暴れだすだろう

君は知る由もない
僕の体で起きている事柄を
この大惨事を
知る由もなく
安らかに眠るのだろう

さらば君よ
愛おしき君よ

僕は何れ天に召される
君に心臓を掴まれたのだから

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