♪蝶歌美詠堊城♪
自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m 最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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地獄
2019/10/21 [Mon]
人は真意に気付くと目を閉ざす
そうして又盲目になる
何度も繰り返して繰り返して
気付けばどれが真意か分からなくなり
全てが偽りに見える
全てが偽りならば
この身も又偽り
本当の自分を取り戻す術も知らず
化物のまま生涯を過ごす
これが地獄なのかもしれない
[0回]
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地獄
詩
愛でてそして愛でて
2019/09/25 [Wed]
甘い飴を舐める様に
甘く愛でて甘く愛して
たまにちょっぴりスパイスも混ぜて
色んな顔の君を見せて
君の為に何でもしよう
それで愛でてくれるなら
例え傷付けられても
例え泣かされても
例え素っ気なくされても
僕には君しかいないから
甘く甘く愛してくれるなら
僕は君の操り人形なろう
そうしなければ
誰も愛でてくれないから
君は愛でてくれないから
永遠の恋を君にしている
だけど君は苦くて不味いモノしかくれない
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/254/
愛でてそして愛でて
詩
化物
2019/09/21 [Sat]
大食いの化物
善意を食べ尽くし
悪意を食い散らかす
食べかすは歪んだ心
鏡を見る度顔も歪んて行く
心も顔も歪み切ってしまい
化物は何にでも喰らい付く
善意も悪意も食べ尽くし
もう戻る事は出来ない
産まれた時の姿には
もう二度と戻れない
天使から化物に変わってしまった
哀れなるモノよ
善意を吐き出し
悪意を消化せよ
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/253/
化物
詩
忠犬
2019/09/01 [Sun]
忠犬は役目を果たす
必死に果たす
飼い主に寄り添い
飼い主を褒め称え
飼い主の命令を聞く
周りの害虫は排除する
愛と独占欲が入り混じり
毒々しい依存へと変わる
忠犬は忠実な犬では無い
忠犬は毒に侵された
質の悪い狂犬だ
だが忠犬を狂犬に変えてしまったのは
他の誰でもない
飼い主だ
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/252/
忠犬
詩
赤い靴
2019/08/07 [Wed]
僕は笑おう
楽しく踊りながら
僕は笑おう
狂って踊りながら
その紐を動かしてご覧
君の意のままに僕は踊る
君に操られ踊らされ狂って笑う
僕は君の操り人形
君が紐で僕を動かす
僕は紐で君に動かされる
僕の自由は君のモノ
君の悪意は僕のモノ
赤い靴は履いていないけれど
自由になるには切り落とすしかない
体をバラバラに切り落とす
パズルみたいに組み合わせる
僕が踊る事を止めた時
君か僕か
どちらかが死に逝く時
[1回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/251/
赤い靴
詩
太陽
2019/07/29 [Mon]
太陽が昇る
新しい一日が始まる
今日こそはと、今日こそは
新しい自分になろう
鍵をかけていた心を解錠して
本当の自分を曝け出そう
全ての人類を受け入れよう
今日こそは、今日こそはと
これで何度目だろうか
どれだけ繰り返しただろうか
今日こそは
そう言いながら
また夜が訪れ
太陽が昇る
無限のループの沼にはまり
蟻地獄の中を必死に上へと昇ろうとしている
どんなに手を伸ばしても届かない
開かない施錠
理由も原因も分かっている
臆病者だからだ
解錠した途端
嫌われ者になるのが怖いからだ
あぁ・・・
また太陽が昇る
眩し過ぎる太陽が
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/250/
太陽
詩
寄生虫
2019/07/10 [Wed]
百合の花弁が落ちた
アナタも地獄に堕ちた
さようなら
きっとアナタは学ぶでしょう
地獄の中で
嘘の罪を
傲慢の罪を
非情の罪を
沢山の罪を
全てを学び
改心した時
地獄から出られると思うでしょう
だが残念な事に
一度地獄に堕ちてしまえば
例えどんなに改心をした所で
罪が消えただけ
地獄からは決して出られない
気付くのが遅すぎたのです
花弁が散る前に気付いていれば
アナタは地獄に行かずに済んだ
気付けなかったのは
それだけ寄生虫が蔓延していたせい
それだけこの世界は
嘘に溺れている
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/249/
寄生虫
詩
お人形さん
2019/07/04 [Thu]
心臓の鼓動が聞こえる
赤い血が滴る
触れるととても温かい
私の体は生きている
だけど心は死んでいる
とても冷たく凍り付き
何も感じず
感情等と言う物すら忘れ
喜怒哀楽も無く
ただ生きているだけ
きっと私はお人形さんなんだ
ただ体が人間なだけの
冷めきったお人形さん
ただ無意味に存在しているだけ
ただ愛玩具として飾られているだけ
小さい子供がお人形さんの首をもぎ取る様に
私の首もいつか切り落とされるのだろうか
他者を傷付けるのはいつも他者だ
飽きたら捨てられる
だって私はお人形さんなんだから
[1回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/248/
お人形さん
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