♪蝶歌美詠堊城♪
自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m 最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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化物
2019/09/21 [Sat]
大食いの化物
善意を食べ尽くし
悪意を食い散らかす
食べかすは歪んだ心
鏡を見る度顔も歪んて行く
心も顔も歪み切ってしまい
化物は何にでも喰らい付く
善意も悪意も食べ尽くし
もう戻る事は出来ない
産まれた時の姿には
もう二度と戻れない
天使から化物に変わってしまった
哀れなるモノよ
善意を吐き出し
悪意を消化せよ
[0回]
PR
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/253/
化物
詩
忠犬
2019/09/01 [Sun]
忠犬は役目を果たす
必死に果たす
飼い主に寄り添い
飼い主を褒め称え
飼い主の命令を聞く
周りの害虫は排除する
愛と独占欲が入り混じり
毒々しい依存へと変わる
忠犬は忠実な犬では無い
忠犬は毒に侵された
質の悪い狂犬だ
だが忠犬を狂犬に変えてしまったのは
他の誰でもない
飼い主だ
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/252/
忠犬
詩
赤い靴
2019/08/07 [Wed]
僕は笑おう
楽しく踊りながら
僕は笑おう
狂って踊りながら
その紐を動かしてご覧
君の意のままに僕は踊る
君に操られ踊らされ狂って笑う
僕は君の操り人形
君が紐で僕を動かす
僕は紐で君に動かされる
僕の自由は君のモノ
君の悪意は僕のモノ
赤い靴は履いていないけれど
自由になるには切り落とすしかない
体をバラバラに切り落とす
パズルみたいに組み合わせる
僕が踊る事を止めた時
君か僕か
どちらかが死に逝く時
[1回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/251/
赤い靴
詩
太陽
2019/07/29 [Mon]
太陽が昇る
新しい一日が始まる
今日こそはと、今日こそは
新しい自分になろう
鍵をかけていた心を解錠して
本当の自分を曝け出そう
全ての人類を受け入れよう
今日こそは、今日こそはと
これで何度目だろうか
どれだけ繰り返しただろうか
今日こそは
そう言いながら
また夜が訪れ
太陽が昇る
無限のループの沼にはまり
蟻地獄の中を必死に上へと昇ろうとしている
どんなに手を伸ばしても届かない
開かない施錠
理由も原因も分かっている
臆病者だからだ
解錠した途端
嫌われ者になるのが怖いからだ
あぁ・・・
また太陽が昇る
眩し過ぎる太陽が
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/250/
太陽
詩
寄生虫
2019/07/10 [Wed]
百合の花弁が落ちた
アナタも地獄に堕ちた
さようなら
きっとアナタは学ぶでしょう
地獄の中で
嘘の罪を
傲慢の罪を
非情の罪を
沢山の罪を
全てを学び
改心した時
地獄から出られると思うでしょう
だが残念な事に
一度地獄に堕ちてしまえば
例えどんなに改心をした所で
罪が消えただけ
地獄からは決して出られない
気付くのが遅すぎたのです
花弁が散る前に気付いていれば
アナタは地獄に行かずに済んだ
気付けなかったのは
それだけ寄生虫が蔓延していたせい
それだけこの世界は
嘘に溺れている
[0回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/249/
寄生虫
詩
お人形さん
2019/07/04 [Thu]
心臓の鼓動が聞こえる
赤い血が滴る
触れるととても温かい
私の体は生きている
だけど心は死んでいる
とても冷たく凍り付き
何も感じず
感情等と言う物すら忘れ
喜怒哀楽も無く
ただ生きているだけ
きっと私はお人形さんなんだ
ただ体が人間なだけの
冷めきったお人形さん
ただ無意味に存在しているだけ
ただ愛玩具として飾られているだけ
小さい子供がお人形さんの首をもぎ取る様に
私の首もいつか切り落とされるのだろうか
他者を傷付けるのはいつも他者だ
飽きたら捨てられる
だって私はお人形さんなんだから
[1回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/248/
お人形さん
詩
甘い毒
2019/07/01 [Mon]
赤い果実が実った
赤い汁が滴る
甘い香りが漂う
人々は手を伸ばし
赤い果実をもぎ取る
赤い汁を滴らせながら
美味しそうに喰らい付く
あぁ
なんと愚かなのだろうか
甘い蜜程毒に犯されている
人々は美味しそうに
甘い毒を食い尽す
汚された心は
脳髄を腐らせ
制御不能な欲望を産み出す
欲望に塗れた人々は
満たされない欲望を満たす為
やがては殺し合う
ある者は正義の為に
ある者は金銭の為に
ある者は自分の為に
それでも満たされない欲望
苦い苦い解毒剤を打つまでは
欲望は満たされず無くならない
解毒剤ならばすぐそこに
人々のすぐ側にある
何人の者が気付くのだろうか
解毒剤の在処に
[1回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/247/
甘い毒
詩
カラフル
2019/06/30 [Sun]
君の世界は何色に見える?
僕の世界は黒白に見える
カラフルな世界はどこにある?
色の付いた世界はどこにある?
盲目の嵐が吹き荒れ
世界の色を連れ去って行った
色の無い世界はとても冷たい
凍り付いた氷山の様に
とても冷たい
温もりも感じず
冷徹さだけが漂う
一歩足を踏み出せば
足元から腐って逝く
僕の体が全て腐った時
悪臭を放ちながら氷の彫刻になる
その前に見つけよう
世界の色を
僕だけが見えるカラフルな色を
カラフルな世界の色を
[2回]
http://utau.kagome-kagome.com/Entry/246/
カラフル
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