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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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小鳥 歌唄
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非公開
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自宅警備員
趣味:
無関心
自己紹介:
詩を唄います。
不思議な不思議なお話をご用意しています。
醜い醜い詩をご用意しています。
闇へとご案内致します。素敵な夢を見れるでしょう。
・・・多分ね。
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鏡よ鏡、この世で一番醜いのは誰?
鏡よ鏡、この世で一番哀れなのは誰?

何度も何度も問い掛ける
何度も何度も答えを求める

魔女が呪文を唱える様に

何度も何度も問い掛ける

赤い林檎をあげましょう
とても綺麗になれるでしょう
黒いザクロをあげましょう
とても幸福になれるでしょう

蜂蜜とお砂糖
隠し味に悲劇を混ぜて
赤い林檎と黒いザクロの中に混ぜる

お食べなさい
お食べなさい

一口食べれば夢が広がる
永遠に覚めない夢に溺れる

醜く哀れな魔女の姿と
夢に溺れるお姫様

どちらが幸せになれるだろうか

鏡よ鏡、この世で一番愚かなのは誰?

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椿
アナタに気付いて貰う為に
ワタシは赤い椿を髪に飾った

黒い髪に咲いた椿は
一瞬で散った

アナタが見ていたのは
青い向日葵だった

空に咲いた向日葵だった

地面に散る椿の花弁は
地を赤く染めた

ワタシの足元は赤く染まった
アナタの瞳は青く染まった

決して同じ物を見る事は無いのだと
その時気付いた

アナタが向かう先は未来で
ワタシが向かう先は迷子で

何時まで経ってもワタシは先には進めない

足元の花弁が絡み付き
ワタシの全身を赤く染める

このまま地獄に落ちるのだと知った時
涙も赤く染まった

罪無き罪を背負い
朽ちる花弁はワタシ自身だった

どうかその手で救い上げて下さい
青い向日葵を見せて下さい

ワタシの空は赤い椿で埋め尽くされた

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暗闇の世界は
欲望に塗れていた
汚らわしい愛液を垂れ流し
荒い吐息を吐く

そこから逃げ出そうと
必死に手を伸ばす
一つだけ見えるビー玉に
手を伸ばす

ビー玉の中はキラキラと輝き
とても美しかった
その中へ行けば
幸せになれると思っていた

もう少しで届きそうなのに
暗闇に引きずり込まれる
暗闇に捕まる
暗闇に犯される

耳元から聞こえる息は
反吐が出る程不快だった

欲望の塊で
欲望を垂れ流し
欲望に支配されていた

苦痛に顔を歪ませながら
ビー玉に手を伸ばす

もう少し・・・
もう少し・・・

もう少しの所で
また暗闇に邪魔をされる

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首を傾げる子猫
何を見つめているの?

子猫の視線の先を見る
大人が泣いていた

大人なのにどうして泣いているの?
子猫は不思議そうに首を傾げる

子猫は鳴いた
大人も泣いた

大人になっても泣くんだ
大人になっても鳴くんだ

子猫は俯いた
大人になりたくないと思った

子猫のままでいたい
小さい体
か細い声
まん丸の瞳
皆が笑顔で頭を撫でてくれる

子猫が泣けば皆が慰める
だけど大人が泣いても
誰も気にしない
誰も気に留めない
誰も慰めない

大人は一人で泣いている
とても悲しくて寂しい

子猫は顔を隠した

大人になりたくない
子猫のままでいたい

子猫のままなら
皆が可愛がってくれるから

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お姫様は言いました
「自由になりたい」

王子様は言いました
「一人静かに閉じ籠りたい」

お姫様は囚われの身でした
鎖に繋がれ
自由を奪われ
泣いて過ごしていました

王子様は忙しい身でした
社交界の顔で
沢山の人の相手をし
笑顔で過ごさなければいけませんでした

暗闇の世界から光の世界を求めるお姫様
華やかな世界から静寂の世界を求める王子様

二人は交換する事にしました

王子様は牢獄へ
お姫様はパーティーへ

これで幸せになれる
二人はそう思いました

求めたモノが手に入る
二人はそう思いました

時が経つに連れ
お姫様は疲れ果て
王子様は退屈で仕方ありません

お姫様は言いました
「一人静かに閉じ籠りたい」

王子様は言いました
「自由になりたい」

二人はまた交換する事にしました

二人は何度も交換を繰り返しました

それが永遠に続くのです

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僕は目を覚ました
夢から目覚めた
とても長い夢から目覚めた

暖かい日差しを感じる
太陽の匂いがする
光が瞳に差し込んでくる

新しい朝が始まる
新しい日々が始まる

ここからまた始めよう
ここから踏み出そう

しっかりと目を開き
世界を見渡す

そして僕は絶望する

この世はまだ醜いままだった
この世はまだ醜い嘘に塗れていた

例え何度僕が生まれ変わろうとも
世界が生まれ変わらなければ
僕の絶望は永遠に続く

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子供の頃に見ていた夢を思い出す
それは大人になっても変わらなかった
子供の頃と同じ夢を見ていた
変わっていたのは叶わないと知った事

真実を告げられた時
人はどうやって向き合うだろうか
真実を求めたのは
いつの頃からだっただろうか

淡い夢が夢と終わった時
次は何を夢見て生きて行くだろうか
新たに芽吹いた夢を
誰と共に歩んで行くだろうか

果てしない闇夜を彷徨い
一筋の光を只求めて歩く

涙を流した数だけ
足跡が残る

小さな光を照らしてくれる
そんな人を求め
共に夢を歩みたいと願う

目を閉じれば見えて来る
子供の頃に描いた夢
暗闇の中でだけ色付き
光の中では色褪せる

只一筋の光に手を伸ばし
必死で掴もうと手を伸ばし

崩れ去って行く希望に
力を強める幻影

もう一度目覚めた時
まだ夢は叶うと夢見ていたあの頃に戻ろう
光差す箱庭で
あの頃に戻ろう

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もしも永遠があるのなら
一番楽しかった夢の中に留まろう

何度も何度も繰り返す
あの時を
あの瞬間を
あの一時を

君が笑い
僕が笑い

それはとても温かく
そしてとても幸せで

冬を知らない春の様に
いつまでも咲き続ける
幸せ

涙を知らない笑顔は
笑い疲れて静かに眠る

悲しみを知らない喜びは
心を満たし続け溢れ出す

理想郷が在るのだとしたら
それはあの夢の中だろう

僕は目を閉じる
もう一度あの夢を見る為に

そして時を止めてしまおう
永遠にしてしまうんだ

覚める事のない幸せを
僕は夢の中で求める

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