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自己満足の詩集ブログです(=゜ω゜)ノ livedoorからのお引っ越しwww 基本ダークな詩が中心です(=゜ω゜)ノ たまに短編やら掌編やら小説も書きますm(__)m      最初に★入城案内★を読んでくれると嬉しいでつ(=゜ω゜)ノ
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小鳥 歌唄
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自宅警備員
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無関心
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詩を唄います。
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醜い醜い詩をご用意しています。
闇へとご案内致します。素敵な夢を見れるでしょう。
・・・多分ね。
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毎夜毎夜と恋文を綴り
おねだりされりゃ聞いてやった
邪魔する輩は皆殺し
こんなあたいに誰がしたのさ

あんさんと出会い一目見て
あたいは恋の海へと落ちたのさ

沈んで沈んで底まで着いて
浮かび上がるにゃどうも難しく
首でも切らなきゃ抜け出せない

海が真っ赤に染まる頃
あんさんは他の女とよろしくやってる
そんな事はあたいは許さず
掴んだ腕は決して離さない

足にしがみつき引き摺られ
行かないでおくれと泣き喚く

あたいが死んだら憑りついてやる
一生あんさんのお側に居させて貰います

嫁にするなら早うせんと
だけどあんさんはその気を見せない

部屋に積み上げられた恋文に
いつか潰され死んじまうよ

何とも厄介な病に掛ったもんだ
恋の病とは言うけれど
これは重症な恋の病

近くの稲荷のお寺さんに
お稲荷さんを持って狐に頼む

「早うあん人が死にます様に」

海の底から上がるには
あたいが死ぬかあんさんが死ぬか

こんなあたいは好きですかい?
こんなあたいでも好いてくれますかい?

ちんどん屋の太鼓の音がする
陽気に笑い歌うたう

あたいも笑おう
あんさんも笑いなされ
そん時だけが幸せなのだから

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逃れられぬ思ひ
逃れられぬ日々

絶望から失望へ
堕落から悲願へ

求めるは愛
曇り無き愛

只一点を見つめ
刹那に泣く

真っ白な壁
何も無い壁
そこから虹色に育てるには
腰が折れる

真っ白な壁
一点に見つめる

何から描けばいいのか
何から果たせばいいのか

分からずに悩む日々

伝えたい言葉は沢山あるのに
どれから選べばいいのか分からない
伝えたい思ひは沢山あるのに
どれから伝えればいいのか分からない

こうして動けず仕舞いであり
石となり固まる

真っ白な壁の前に
考える人の像

愛とは何色だったろうか?
それ以前に色等あっただろうか?

分からないが
私が欲しいのは愛
曇り無き愛

白い壁に最初に色を塗る者は
誰だろうか
何色に塗られるのだろうか

待ち遠しく
恋焦がれ
咽び泣く

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死神が手招きをしている
地獄が呼んでいる
悪魔の足音が聞こえる

あゝもうすぐ逝くのか

この時を待っていた
どれ程待っていた事か

待ち焦がれ、待ち望んだ終焉

解放の時は来た
今羽ばたこう
汚れたこの世から
鎖は引き千切られる
谷底に真っ逆さまに落ちて
地獄の業火に焼かれよう

私は罪人だ
空に天使の梯子等掛からない

私は罪人だ
迎えに来るのは天使等ではない

それでも構わない
この苦痛から逃れられるのならば
後世へと語り継がれなくとも
私の存在が消えたとて
喜んで地獄へと参ろう

堕落した人生に終止符を打つ
重圧から逃れ、重荷を下ろせる

だが如何せん
どうやら神は私の事が嫌いらしい

あと一歩と言う所で
死神は帰宅し
地獄の声は止み
悪魔の足音は遠ざかって行く

まだまだ逝かせてやらんぞと
意地の悪い事をして来る

あゝまた明日が来る

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あゝ辛い
少女は嘆く

叶わぬ恋に叶わぬ願い
叶わぬ夢に叶わぬ思ひ

遠く離れたあの人に
一目会いたいと旅に出たいが
少女は鳥籠の中

幾度か逃げ出してみても
気付けば自ら鳥籠の中に舞い戻る

居心地が悪い訳でも良い訳でも無い
只々安全な場所に居たいだけ

だがこのままでは
一生あの人に会えない
旅に出たとて会えるか分からない

募る思ひ

遠くの空を見上げる
この空の何処かに居るあの人へ
未だに貴方を想うております

終わらぬ恋に叶わぬ恋
終わらぬ未練に叶わぬ解放

身も心も鳥籠の中

常世で貴方の夢を見ませう
感じるのは貴方の温もり、匂い、体温、心臓の音色

現で涙を流しませう
感じるのは孤独、劣等感、絶望感、悲しみ

もしも背中に羽が生えているならば
飛び立つ事が出来たでしょうか?
否、羽は捥ぎ取られ堕天したでしょう

羽等あっても無くても同じ

あゝ辛い
少女は今宵も嘆く
悲願の時を待ち続ける

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鏡を覗き込むとそこには化物が映った
これは誰だと顔を歪め掌で顔を覆う

薄暗い部屋の中
声にならない声で悲鳴を上げ
大粒の涙が零れた

あの化物は誰だ?
あの化物は俺か?

気付けばどれだけ鏡を見ていなかっただろう
ずっと布団と言う洞窟の中に潜っていた

何故だ?

光が恐ろしかったのだ
太陽の光では無い
周りに巣くう人間の光が

皆輝き
生き生きしており
俺には眩し過ぎた

だから洞窟の中に潜った

外に出れば蛇に睨まれたかの様に動けなくなる
これは何故か分からぬが
手が震え、喉が渇き、体が硬直するのだ

医者には病だと言われた

江戸の医者は優秀だと言うが俺は至って健康だ
ヤブ医者め
俺を脅したつもりだろう

だが医者の言う通り俺は病なのかもしれない
しかも厄介な病だ
なんせ鏡に化物を見る様になったのだから

如何せん
外では蛇に睨まれ
家の中では化物に睨まれる

俺は再び洞窟に潜った

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夜が来る
今宵も夜が来る

あゝ憂鬱だ

又眠れぬのだろうか
眠れたとて数時間だろう

数時間の間
夢魔に生気を吸い取られる
目覚めは最悪だ
この世の地獄を見た後の様だ

体は重く怠く
気分は憂鬱で
脳は重苦しい

夢魔に憑りつかれてからと言うもの
眠れぬ夜が続いた

眠るのが恐ろしいのだ
安らかな眠り等来ないと知っているから
安眠とは無縁だと心得ているから

眠れぬ夜の日は
音楽を聴く
優しい音楽だ
心穏やかになれる音楽だ

だがその音楽も
長く聞き続ければ雑音になる
砂嵐の様だ

音楽を消し
再び静寂が戻る
そして脳裏にふと過る事は
後何時間後に朝は来るのだろう
と言う事だけだ

こうして夜は明ける

あゝ又しても眠れなかった

あゝ又しても夢魔に襲われた

もし、もし本当の安眠を得る事が出来るとすれば
それは死んだ時だろう
死を成して安眠を得るのだろう

永久に

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大衆が集まる
珍しい魔を見る為に

その魔は悪臭を放つ

金、女、酒、犯罪

やらぬのは殺しだけ

その魔は悪行を行う

そしてそれを自慢げに話す
大口を開けて笑い、大酒を飲み
武勇伝を語る

大衆は面白おかしく聞く
そんな大衆も魔だ

魔が魔の話を聞き
楽し気に集う

幼子は泣く
余りにも醜い絵面に
顔を歪める

口直しに美しい花を求める
愛らしい生き物を求める

だが頭の中にこびり付いた醜い魔は
中々剥がれ落ちてはくれない

恐ろしや、恐ろしや

あの者共は
歪な肉の塊だ

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飽くなき日々
私には無縁な事柄

只怠惰し
書物を読むもせず
食らっては寝て喰らっては寝て

何かを成し遂げようと
努力した日々もあった
だが無意味だと知る
何も無しえなかった
無駄だと悟った

隣に転がる石ころは
宝石の様に輝きを放っている
恨めしい
羨ましい

私は只の石ころだ

日々を彩り
虹を空に架け
人生を豊かに色付けている
そんな者達

私とは無縁だ

私の空は常に灰色で
雲に覆われ小雨が降っている
月も星も見えない

何時からだろうか
思案してみる

幼子の頃アイスクリームを落とし
何も出来ずに泣いた夏の日か


成熟して恋に目覚め
想いが届かず泣いた夏の日か


疲労が溜り病に倒れ
明日の希望が薄れた夏の日か


どれも違う
気付けば怠惰していた
覚えているのは夏からだった事だけ

すくいあげられる金魚になりたくて
夏祭りに必ず金魚すくいをした
私も救い出しておくれよと

あゝ再び夏が来る

今ここに綴ろう
私は輝きを欲している
再び飽くなき日々を過ごせる輝きを

あゝ夏が来る

誰かが救い上げてくれるのを待つ
愚かな金魚だと

だが水に濡れればすぐに破れる
薄い紙切れ
私の心は重苦し過ぎて
きっと一度で破れてしまうだろう

上手い事すくいあげられた者は
今宝石の様に輝いているのだ

ビニールプールの中で泳ぐ
無数の金魚達

その大勢の中で
私も彷徨い泳いでいる
怠惰の中を

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